町にのこる江戸時代の長屋。
れっきとした史跡から、
なんと若者がでてくる。
しかも住んでいる。
虫が出て、蝉が当たり、怖いと嘆く若者が。
文化財の保存は、住むのがいちばん。
超ビンテージマンション、
入居者募集中です。
れっきとした史跡から、
なんと若者がでてくる。
しかも住んでいる。
虫が出て、蝉が当たり、怖いと嘆く若者が。
文化財の保存は、住むのがいちばん。
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奥の院まである立派な神社。
井戸神社には“ひと”が祀られている。
通称いも代官。
イモをひろめ、飢饉をすくった。
人が神様なので、氏子がいない。
常駐の宮司もいない。
でも、愛されている。
境内はいつもきれいだ。
井戸神社には“ひと”が祀られている。
通称いも代官。
イモをひろめ、飢饉をすくった。
人が神様なので、氏子がいない。
常駐の宮司もいない。
でも、愛されている。
境内はいつもきれいだ。
朝早く、まちを歩いていると。
神社の、お寺の、お花の、
お手入れをしているひとを見かける。
草をむしって、箒で掃いて、
お水をあげて、ごみをひろって。
“手を入れる”
みんなの手でよしよし、と。
まちの幸せを育てているようにみえた。
神社の、お寺の、お花の、
お手入れをしているひとを見かける。
草をむしって、箒で掃いて、
お水をあげて、ごみをひろって。
“手を入れる”
みんなの手でよしよし、と。
まちの幸せを育てているようにみえた。
大森は梅の木が多い。
銀山の鉱夫さんたちが肺をわるくしないよう
マスクのフィルターがわりに
梅の実がつかわれたから。
おもいやりの梅。
いまはこどもたちが梅ジュースにして
お年寄りにプレゼントする。
銀山の鉱夫さんたちが肺をわるくしないよう
マスクのフィルターがわりに
梅の実がつかわれたから。
おもいやりの梅。
いまはこどもたちが梅ジュースにして
お年寄りにプレゼントする。
知らないはずのなつかしさが、知りたかったあたらしさが、
町を歩き、呼吸すると、沁みてくる。
ながいながい月日のなか、
銀の歴史、ひとの願いが巡り、
息づいた。
大森町だけのもの。
ご足労はおかけしますが、
ぜひ訪れてみてください。
「かげ」が瞼の裏にのこるはずです。
この眩しすぎる現代社会で、
その「かげ」はきっと、やさしい。